低出力レーザー治療器

Summary

  • 近赤外単一波長の光線を照射する治療方法
  • レーザー光は皮膚を透過し組織深層まで到達し治療効果を発揮する
  • 幅広い疾患に対する効果が期待できる

レーザーとは、単一波長の光を増幅したものです。太陽の光には幅広い波長の光が含まれていて、色(波長)により屈折率が違うため、私たちはきれいな虹を見ることができます。レーザー光とはその中の1色(単一波長)だけを取り出したものになり、波長に応じていろいろな特性を持っています。

低出力レーザー機器は、通常人間の目では見えない近赤外線を照射することができます。(見えないと分かりづらいため赤色の光を付加しています) 近赤外線は人体を透過する力が強く、皮膚を通り抜け筋肉などがある組織深部まで到達します。そのため照射部位の深部にある血管や筋肉もに作用し、血管を拡張させたりや細胞膜を安定化させることにより幅広い疾患に対し治療効果を発揮することが出来ます。

治療は患部に数分間レーザー光を当てるだけなので、少し暖かい感じがする程度で痛みやしびれは全くありません。針を刺す必要がなくどなたでも気楽に受けることができる治療です。

治療効果がある疾患としては以下のものがあります

  • ・帯状疱疹
  • ・帯状疱疹後神経痛帯状疱疹
  • ・頭痛
  • ・アトピー性皮膚炎
  • ・顎関節症
  • ・顔面神経麻痺
  • ・急性網膜血管閉塞症
  • ・突発性難聴
  • ・肩関節周囲炎
  • ・膝関節症など関節症全般
  • ・円形脱毛症
  • ・メニエール病
  • ・非定形顔面痛
  • ・舌痛症・血行障害(レイノー症候群、難治性潰瘍)など

治療では痛みのある部位に直接照射する方法と、首にある星状神経節に照射する方法があります。

腰痛や肩こりでは、痛い部位に直接照射することで、筋肉のこわばりを緩和し血流を改善させることで痛みを和らげる効果があります。膝や肩などの関節痛に対しては、レーザー光が関節滑膜の炎症を緩和させる効果が報告されており、有用な治療法と考えられています。また、アトピー性皮膚炎においては、レーザー光照射により、病変部位の炎症を抑え、かゆみの神経伝導を抑制する効果が報告されています。

星状神経節に照射した場合、星状神経節ブロックに似た効果が期待できます。ただし、星状神経節ブロックと比較すると効果が弱いため、症状の改善を実感するまでにはより多く治療回数が必要となることがあります。当院では特に治療初期においては、治療効果の高い星状神経節ブロックをお勧めしております。

当院ではレーザー発光効率の高く、組織深達度が高い波長帯の照射が可能な機器を使用しております。上記の症状にあてはまる方は、ぜひ当院にご相談ください。

本治療は月5回以上行う場合や神経ブロックに追加で行う場合は保険診療とは別に、自費診療(1500円/5分間)で施行致します。

WEB予約はこちら