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帯状疱疹による後遺症を防ぐには?

帯状疱疹とは?
帯状疱疹(Herpes Zoster)は、水ぼうそうの原因となる水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が、体内で再び活性化することで発症する病気です。子どもの頃に水ぼうそうにかかった人の体内にはウイルスが潜んでおり、加齢やストレス、免疫力の低下がきっかけで発症することがあります。帯状疱疹になると、体の片側に沿って痛みを伴う発疹や水ぶくれが現れます。
帯状疱疹の症状
初めは、皮膚に違和感やチクチクとした痛みを感じ、その後、赤い発疹や水ぶくれが帯状に広がります。通常、2〜4週間で治りますが、適切な治療を受けないと「帯状疱疹後神経痛(PHN)」という後遺症が残ることがあります。
帯状疱疹後神経痛(PHN)とは?
PHNは、帯状疱疹の皮膚症状が治った後も、3か月以上続く神経の痛みを指します。「刺すような痛み」や「焼けるような痛み」と表現されることが多く、日常生活に支障をきたすことがあります。特に、高齢者や糖尿病の方、免疫力が低下している方はPHNになりやすいと報告されています。
帯状疱疹後神経痛を防ぐには?
1. 早めの診断と治療がカギ
帯状疱疹を発症したら、できるだけ早く(72時間以内)に抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビル)を飲むことが推奨されています。これによりウイルスの増殖を抑え、神経のダメージを軽減できます。また、痛みが強い場合は鎮痛剤や神経の痛みを抑える薬(プレガバリン、ガバペンチン)を併用することも有効です。
2. 神経ブロック療法を活用
帯状疱疹の痛みが強い場合は、神経の炎症を抑える「神経ブロック注射」が有効なことがあります。星状神経節ブロックや硬膜外ブロックを行うことで、PHNの予防につながる可能性があります。
3. ワクチンで予防する
最も確実な予防法は、帯状疱疹ワクチンの接種です。50歳以上の方には、不活化ワクチン(シングリックス)が推奨されており、PHNの発症率を大幅に低下させることが報告されています。
2025年4月からのワクチン助成制度の変更
日本では、2025年4月より帯状疱疹ワクチンの助成制度が変更され、全国的に自治体の補助が拡充される予定です。これにより、50歳以上の方がより手軽にワクチン接種を受けられるようになります。詳細はお住まいの自治体の公式サイトで確認してください。
まとめ
帯状疱疹後神経痛を防ぐには、①早めの抗ウイルス薬投与、②神経ブロック療法の活用、③ワクチン接種が重要です。帯状疱疹の症状が出たら、なるべく早く医療機関を受診し、適切な治療を受けることで後遺症を防ぎましょう。
本文の一部修正を致しました。